あさみ ちゆきよりみなさまへ 歌のお手紙
〜それからの黄昏シネマ〜
杉本眞人・作曲
それからの黄昏シネマ あさみちゆき
あさみちゆきにはかなりの作品を書いてきました。
なかでも『黄昏シネマ』は自分でもリメイクするほど好きな楽曲です。
この歌を歌っていると何故か私自身の中学時代を思い出します。
その当時の記憶がよみがえりほろ苦い思い出にひたってしまいます。
こんなに想いが深い楽曲はあまりありません。
今回の「それからの黄昏シネマ」は作詩家の田久保真見がなに気に私に送ってくれました。私もさり気なく書きました。自分の中ではパートⅡ 的な歌だなぁ〜と思って何となく作った作品だったのですが、聞いているうちに彼女にぴったりだと思いました。案の定 ちゆきの歌声でよみがえりました。胸が熱くなりました。
去年・今年と歌を出して、いろいろな人生を生きてきた あさみちゆき という歌手がやっと本物になってきた気がします。
ちゆき頑張れ!!期待してるからな!
田久保真見・作詞
それからの黄昏シネマに寄せて
不思議なレコーディングだった。
あさみちゆきが歌い終わったあと、全員が涙ぐんだ。
スタッフだけではなくミュージシャンもだ。ティッシュを引き抜く音や鼻をかむ音がスタジオに響いた。
作曲家の杉本眞人先生までが、「泣いちゃうなあ……」と呟いた。
この作品は、そんな作品だ。
「黄昏シネマ」から20年。
純粋であること以上に、強いことはない、と思う。
あさみちゆきは、純粋で強いアーティストだ。
かけがえのない、私の戦友だ。
あさみ ちゆき より みなさまへ
2005年「あさみのうたⅡ」に収録していた「黄昏シネマ」
自分にとっても思い入れが強く、色んな場所で色んな想いを重ねて歌い続けてきました。
発売から20年の月日が経ち、今回、「それからの黄昏シネマ」を発売することになりました。
私自身も人生を重ね、環境も大きく変わり、今を必死に生きながらも、昔を懐かしむ瞬間も多くなりました。
年齢を重ねた今だからこそ気付けることってあります。
あの頃に大切な忘れものをしてきたような忘れられない想い出は、叶わない想いだったり、沢山の涙だったり…
だからこそ美しく尊い想い出なのかな。
今の小さな幸せを感じながら、胸に秘めたあの頃を振り返ってみるのも人生。
皆さまそれぞれの「人生」という映画の中の出演者を想い浮かべながらぜひお聞きいただければ嬉しいです。
杉本眞人先生、田久保真見先生からいただいた「歌のお手紙」
大切に大切に…皆さまにお届けしていきたいと思います。


